うまくバイトと付き合う方法

働く

大学からバイトを始める人も多いと思いますが、働くルールは知っていますか？
知らないうちに働き過ぎていたり、ブラックな企業で働いてしまったりすることもあるので、ルールを理解したうえでバイトしていきましょう。
今回は、「労働基準法」にかかわる時間のルールについてと、最近人気の気になるバイトを紹介します。
自分に合う仕事を探して、バイトと勉強をうまく両立していきましょう。

学生が働くルール

学校に通いながら、バイトをするのはとても大変だと思います。
好きなものを買うためだったり、友達と遊ぶためだったり、学費を稼ぐために働く人もいるでしょう。
アルバイトとして働くのにルールはあるのか紹介していきます。

勤務時間にルールはあるの？

労働基準法という言葉を聞いたことがあると思います。働くうえでは労働基準法がルールブックになりますので、知らない方はweb上でも確認できるので一度調べてみると良いでしょう。

基本的に1日に働ける時間は8時間まで、1週間で40時間までというルールです。
このルールより多く働く場合、雇用主はいわゆる残業代として、時給の1.25倍を労働者へ支払うというルールがあります。
深夜のバイトだと、22時以降の深夜業務だと25％の上乗せになります。18歳以上であれば、22時以降でも朝方でも、好きな時間に働けますが、18歳未満の場合は22時までに帰宅しなくてはいけないルールがあるので気を付けましょう。

休憩を取らなくてはいけないルールがある？

友達の中に、バイト先の居酒屋さんが忙しくて、休憩が取れないという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。働くバイト先によって、休憩が取れないところもあるのなら選ぶときに注意しなくてはと思っていませんか？
アルバイトを雇うお店側には、8時間以上働く人には1時間の休憩、6時間を超えるときは45分以上の休憩を与えなくてはいけないというルールが定められています。
たとえお店が忙しい時間帯でも、6時間～8時間働くシフトの場合は、休憩を取る権利があるので主張しましょう。ただ、この休憩時間は労働に含まれないので、休憩時間中は給料が発生しません。
それなら、休憩を取りたくないという人もいると思いますが、雇われている側の都合で休憩を取らないという主張はできません。

いくら稼いでもいいの？

「103万円の壁」という言葉を聞いたことはありますか？年間で103万円以上の給料を受け取ると、親の扶養から外れてしまうことを指します。
扶養から外れると納税額が上がってしまうので、結果的にたくさん稼いだ分たくさん納税して、プラマイがゼロということもありえます。
親としても子供が急に扶養から外れると、所得に対する課税が増えてしまうため負担になってしまいます。親の扶養に入っているあいだは、103万円を超えてしまう可能性があれば事前に相談するといいでしょう。

年間で、103万円を越えないようにするためには、月に85,000円未満に抑えるようにしましょう。
さらに130万円を超えてしまった場合は、社会保険料がかかります。社会保険には入ることは良いことですが、学校の合間にするバイトであれば、親の扶養内で働くのがベストです。今置かれている状況を理解して、バイト先の店長や上司に相談しましょう。

あまり耳にしないけど気になるバイト

居酒屋やネットカフェ、コンビニなど大学生が働きやすいバイトは他にどんなものがあるのでしょうか。
ここではあまり聞いたことのないバイトを紹介していきます。

ポコチャ

ライブ配信アプリの「ポコチャ」で動画配信をします。ポコチャのメリットは、アイテムをもらわなくても報酬がもらえるところです。1ダイヤ＝1円で取引されるこのダイヤは、アカウントのランクを上げていくと付与されやすくなるそうです。1日最大2時間半の配信が可能で、配信した内容に対してコメントが50通以上もらえればダイヤを受け取れます。人気が出てくれば、月に数万円～10万円以上稼げるそうです。好きなことを動画配信して、お小遣い稼ぎができるのならとてもありがたいバイトですね。ただ、このポコチャだけにかぎらず、20万円以上稼げるようになったら確定申告が必要になってきます。詳細は税務署に問い合わせて見ましょう。

Timee（タイミー）

単発のバイトアプリです。3時間～6時間程度の仕事を面接や履歴書なしで当日から働けます。
居酒屋やカフェ、梱包やイベントスタッフなどさまざまな仕事があります。アプリで事前に登録しておくと空いた時間でお小遣い稼ぎができるので便利です。現状では東京・神奈川・千葉・埼玉・福岡・大阪のみの対応になっているため、該当地域に住んでいないとあまり活用できないのがデメリットです。

治験バイト

1回1間程度で1万円ほどのバイト代がもらえる治験のバイト。高額バイトだと怪しい仕事だと感じてしまうかもしれませんが、危ないバイトではありません。すでに市販されている薬には、一定期間ごとに使用効果測定のテストを実施する必要があります。安全が確認されてすでに販売されている薬のテストなので、トラブルになることは基本的にありません。全く世に出ていない怪しい薬で人体実験することはありませんので安心してくださいね。薬の効果測定ということで、採血したり毎日の記録が必要だったりという手間が少しかかりますので、まめな人に向いている仕事と言えます。

覆面調査員

ミステリーショッパーと呼ばれる覆面調査員の仕事。主に飲食店やサービス業の接客や提供しているサービスをチェックする仕事です。とある居酒屋の調査依頼があると、お店へ行って指定された商品や、ドリンク、指示されたチェック項目を調査してアンケートに回答するだけです。一旦は自腹で支払いますが、アンケートの報酬として、食事代の3割から全額を受け取れます。
お金を稼ぐというよりかは、タダで食事やサービスを受けられる仕事というような感じです。

着ぐるみバイト

はたから見ると可愛くてファンタジーな仕事にみえますが、着ぐるみのバイトは過酷だと言われています。その分時給も高めに設定されていることが多く、1,300円～というところも。着ぐるみで街中を歩くだけの仕事もあれば、ティッシュを配布したり握手をしたり、着ぐるみの中でも仕事内容はさまざまです。
どの仕事をしても女子ウケはかなり高く、ときに抱きついてもらえることもあるので、男性には嬉しい仕事かもしれませんね。夏場の時給は高くなる傾向がありますが、初めて着ぐるみバイトをするなら、タイミングは冬からのほうがおすすめです。

宿直のバイト

聞きなじみのない宿直のバイトは、泊まり込みのバイトのことです。夜中にトラブルがあったときだけ対応する仕事なので、基本的にはスマホをいじっていてもOKですし、動画を見たり大学の課題をやったりしても怒られることはありません。
宿直では、必要な仕事の呼び出しがないと、本当になにもしないで終わるときもあります。一人で働くことが多いため、暇を持て余す可能性が高いです。やりがいを求めている人には向かない仕事ですが、自由な時間を過ごしながら稼ぎたいという方にはうってつけの仕事です。

やってみたい人気のバイト

最近流行り出したバイトや、人気な仕事を紹介します。

クラウドソーシング
データ入力のバイトのバイト
Uber Eats配達パートナー
食品モニターのバイト
アンケートモニターのバイト
テレビ観覧のバイトのバイト
大学内のバイト
試験監督のバイトのバイト

クラウドソーシングは、webサイトのライティングをしたり、コーディングをしたりする仕事です。パソコン操作が得意な人におすすめの仕事で、デザインが得意な人だと、名刺のデザインを依頼されたり、サイトのロゴを作ったりもします。パソコン一つで、好きな場所で働けるので人気が高まってきています。
体育会系の方にはUber Eatsが人気です。お店とお客さんをつなぐ配達員として、町中を自転車で駆け巡ります。
配達一件いくらという形で換算されていくので、努力次第で稼げる金額が変動し、やりがいを持って働けますよ。雨の日だと働きにくく体調を崩しやすいので、自己管理ができる人におすすめです。

他には、スマホでできるアンケートモニターが人気です。質問に答えるアンケートだけでなく、食品モニターでは家に届いた食品を食べてみた感想をアンケートに書くというものもあります。また、テレビ観覧のバイトでは、テレビ局まで足を運ぶ必要はありますが、無料で芸能人に会えて、アンケートに回答するだけでお小遣いがもらえるので、芸能人が好きな方におすすめです。

勉強関連の仕事だと、大学内の図書館や売店、試験監督などの仕事があります。大学からバイト先まで移動する手間がないので、交通費を浮かせますが、給料はお小遣い程度でそこまで高くないことが多いです。

バイトをするなら楽しめる仕事を探そう

色んなバイトを紹介してきましたが、自分に合うバイトは見つかりましたか？
働き過ぎると家族に迷惑がかかってしまうこともあるので、働き過ぎには注意しましょう。
少ない時間で、楽しみながら働ける職種をみつけると、学問と仕事を両立しやすいですよ。